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漢方耳寄り講座 第4回 せきに効く、麻杏甘石湯!


  今回は、ぜんそくや気管支炎のつらい咳に使われる漢方薬「麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)」のご紹介です。
  あまり有名な漢方薬ではないですが、葛根湯や小青竜湯と同じく、今から1800年ほど前に著された「傷寒論」に記載されている大変古い漢方薬です。
その中身は、4種類の生薬のみで構成されておりとってもシンプルです。

麻杏甘石湯は、比較的体力のある方に適している咳どめ薬です。
体力虚弱の方向けの、慢性の「コホンコホン」と力なく咳き込むタイプにきく漢方薬(麦門冬湯など)とは異なり、喘息や気管支炎などの苦しい咳にも使われます。

「顆粒だと喉にひっかかる…」という方は、お湯に溶かしてかきまぜてから服用することもできます。
  規定量の生薬を100%使用した「満量処方」を採用しております。
  つらくて苦しい咳におすすめの漢方薬です。

担当:川村

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第4回 せきに効く、麻杏甘石湯! 2009年3月号
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